底抜け脱線人生の歩き方

夫の突然の交通事故死。限定承認、会社の清算、失業、未払い賃金立替闘争、父の死、婿ウツ、etc. 底抜け脱線人生の顛末。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

事故が私を解放してくれた?

とにかく眠らなければ。一旦帰宅して寝ることにしたけれど、ベッドの上で寝ているのか起きているのか良く分からない状態で彷徨っていました。ヤツが死んだ、と知らされたとき、私を解き放ってくれたのか?とも思いました。後でそれはとんでもない勘違いだと…

住職!お葬式です!

ー遺骸に取りすがって泣く妻。息子に抱きかかえられて泣き崩れる奥さん。 あり得ない。私に限って。 他に誰がことを運べるでしょう?息子も娘も世間知らず。教会も小さくて、そも、牧師が死んでしまって一体誰が司式をするんだ!? 呆然と立ちつくすことさえ…

終わりの始まり。

病院で通されたのは待ち合い部屋。ヤツはICUにいるのだと言う。ICUですか。 ずいぶんと大仰な…。 長く待たされました。 その間に持ち出し忘れた携帯電話をドラちゃんに取りに戻ってもらいました。やっぱりどこか慌てていたんだね。 どうして、こんなに待たさ…

すべてはあの夜、始まった。

2012年8月15日。 この際、終戦記念日だったことはどっちでもいいこと。 連日の熱帯夜。私は前の週に大きな仕事を終えて、報告書も書き、やっと三日ほどのオフをもらって、大好きな京都の街を浮遊し、病床の父を大阪に見舞って、終電何本か前の新幹線で帰宅し…

プロローグ ここからはじまる、大レース!?—。

タイヘンな二年間ー(いや、それ以降も底抜け人生は続いているが)。 たしかに、それまでの歩みもタイヘンで、いつまで続くぬかるみぞ、と思っていた矢先の事件でした。 死んだオットは企画会社の社長。ちょっと前にはお国のお祭とか大層なイベントのプロデ…