残務処理
8月下旬には、最後に実施したイベントの仕事の報告書を出さなければなりませんでした。
もっとも、その報告書を作ってヤツに投げて旅に出て、戻ってこれ、でしたから、概ねものは出来ていました。
そのクライアントさんに、業務の進行の報告を兼ね、挨拶に行きました。
担当のお二人は神妙な面持ちで、「奥様もさぞ、お力落としで…」仰ったので、
はあ、奥方はここにいますが、とお応えしましたら、
二人の驚いたこと!
私たち、夫婦だと思われてなかったらしい。
ある意味、愉快でもありました。それだけそれぞれ独立して働いていた、ということですから。
反面、内助の功は見えにくく、私の評価は社会に出ていないとも言えるのですが。
9月頭には、名古屋に飛びました。
ヤツが依頼されていたコンサルの仕事を継続してもらえるように、と臨んだのですが、
社長さんはそも女性と話すことががダメな体育会系お年寄りで、結局、そのときに携わっていた案件をまとめたところで切れてしまいました。残念。
あっという間に後任が選ばれて、手元から離れていった仕事もありました。
ヤツの代わりはいくらでもいたのかと思うと、少々寂しく思いました。
死んだ仕事を葬ることも、また職務、なり。