生まれ変わりの子猫。
それでも、毎日職場に通うドラちゃんを見ていて思うのです。職場が楽しい、とは言いますがそれでも仕事というのは学校で学ぶのとは大違いで、嫌なこともたくさんあるはずなのです。学校のときはちょっと嫌なことがあるとすぐに行かなくなってしまったアイツが、不条理な仕事を押し付けられても文句いいながら、(確かにブーブー文句は言っている)出かけて行くのです。
大人になったのか、やっぱ、母親に心配かけまい、と頑張ってくれているのか。
音信不通気味だったムスメも、折々メールをくれるようになりました。話の半分は婿ウツの愚痴だったりするのですが。
あれは9月に入ったばかりの頃、「猫、拾ったー」というメールが。
どうやら住まいの隣の公園で雨に濡れたまま置き去りにされている子猫を保護したようでした。
口の中を怪我して、虫の息だったその子は「2、3日持つまい」と医者には言われたそうです。でも、懸命に生き抜いた。真っ黒なその子は当時生後二週間ぐらいだと言う。
逆算するとちょうど、ヤツが亡くなったころ生まれた子猫らしい。
私たちはキリスト教思想を背景に家庭を営んできましたから、「生まれ変わり」という考えはもちあわせておりません。
でも、この日付のトリックにすっかりはまってしまいました。
神様が私たちの心の癒しのために、新しい命を贈って下さった、そう考えることにしました。
この子は、三日と持たない、と宣告されたにも関わらず、見事にながらえて鬱なムコさんの大事な存在となりました。相思相愛です。(笑)(今でも、ムコさん以外の人にはなつかないのです)
生まれ変わりが黒い子猫(女の子!)とは。オットさんも可愛らしくなったもんだ。